江門は、多くの華僑の故郷とされています。そのため、多くの華僑が江門から世界各地に移住し、中国の伝統的な門型建築である牌坊を多くの国に持ち込みました。今では、牌坊はチャイナタウンの象徴となっています。このプロジェクトは、海外の中国人を江門に訪れるように促す目的で、地元政府が開始しました。
このロゴは、門を意味する伝統的な中国文字「門」からインスピレーションを得ています。ロゴの形状は、この文字と牌坊の構造を統合したものです。また、ロゴには江門の都市景観、建築、文化遺産、風景、植物などから抽出した要素が取り入れられています。地元が豊かでありながら控えめなプロフィールを表現するため、マットゴールドが選ばれました。
このロゴのブランドアイデンティティを対象オーディエンスと共有するために、公式のロゴ発表イベントが開催され、全チャネルコミュニケーションを通じて広告ビデオが公開されました。ブランドの視覚的な一貫性を保つために、ブランドアイデンティティガイドラインが提供され、トレーニングセッションが行われました。さらに、ステーショナリーやデジタルメディア、印刷物など、ブランドアイデンティティの様々な応用例が示されました。
このプロジェクトは、量的および質的な包括的な調査から始まりました。デスクリサーチ、インターネット調査、現地調査、インタビュー、グループディスカッション、セミナーなど、多様な方法が採用されました。その結果、江門は観光地としての認知度が低く、江門の特徴やユニークな文化観光資源に対する認識が少ないことが明らかになりました。
このロゴは、2021年のA'グラフィックス、イラストレーション、ビジュアルコミュニケーションデザイン賞でブロンズを受賞しました。この賞は、アート、科学、デザイン、技術のベストプラクティスを取り入れ、強力な技術的・創造的スキルを発揮し、生活の質の向上に貢献し、世界をより良い場所にする優れたデザインに授与されます。
プロジェクトデザイナー: EUCA Culture and Communications Co. Ltd.
画像クレジット: Ellain Li, Grace Xu, Di Tang
プロジェクトチームのメンバー: Ellain Li, Di Tang, Grace Xu, Mingwei Zhou
プロジェクト名: Jiangmen Culture and Tourism
プロジェクトのクライアント: EUCA Culture and Communications Co. Ltd.